(株)サンケイビルは29日、2010年3月期第3四半期決算を発表した。
当期(09年4月1日~12月31日)の連結売上高は250億3,300万円(前年同期比6.8%増)、営業利益29億2,300万円(同68.0%増)、経常利益17億2,700万円(同103.0%増)、当期純利益9億6,500万円(同▲20.5%)。最終利益の減少は、税務上の損金参入案件がなくなったことにより税金費用が増加したため。
主力のビル賃貸事業は、大手町合同庁舎跡地再開発(東京都千代田区)の「JAビル」「経団連会館ビル」が営業開始するなど賃貸面積が大幅に増加。既存ビルのコスト削減効果もあり、売上高は128億9,000万円(同18.5%増)、営業利益43億1,900万円(同53.9%増)となった。
また、住宅分譲事業は、130戸を販売し、売上高69億2,700万円(同101.9%増)となったものの、既存竣工物件の価格調整、棚卸資産評価損の損失などで損失5億7,100万円(前年同期:営業損失16億5,700万円)となった。
なお、通期では連結売上高336億円、営業利益36億5,000万円、経常利益17億5,000万円、当期純利益10億円を見込んでいる。