三井ホーム(株)は2日、2010年3月期第3四半期決算を発表した。
当期(09年4月1日~12月31日)の連結売上高は1,283億7,600万円(前年同期比▲14.6%)、営業損失45億5,200万円(前年同期:営業損失36億3,000万円)、経常損失45億7,500万円(同:経常損失45億7,500万円)、当期純損失37億6,700万円(同:純損失35億7,000万円)。
営業情報ルートの拡充や三井不動産グループ各社との連携強化により、営業情報量と受注量の拡大に注力したほか、コストダウンや経費節減に努め、収益力向上を図ったものの、建築請負事業の期首受注残高が前年を下回ったことや、当期の受注高が減少したことにより赤字決算となった。
セグメント別に見ると、建築請負事業では、リフォーム事業が減収となったことから、売上高951億4,600万円に、営業損失34億1,600万円となった。
住宅部資材加工・販売事業はインテリア商品販売が増加したものの、構造材・建材の取扱棟数の減少により、売上高156億3,600万円、営業利益9億6,100万円となった。
賃貸管理事業は、賃貸管理戸数が順調に増加、売上高101億3,400万円となったが、空室戸数の増加により営業利益は2億7,600万円となった。
なお、通期では連結売上高2,180億円、営業利益30億円、経常利益31億円、当期純利益12億円を見込んでいる。