住友不動産(株)は4日、2010年3月期第3四半期決算を発表した。
当期(2009年4月1日~12月31日)の連結売上高は5,167億6,100万円(前年同期比6.3%増)、営業利益1,081億2,500万円(同2.2%増)、経常利益835億1,600万円(同1.0%増)、当期純利益471億9,600万円(同41.4%増)。最終利益の大幅増は、前期計上されたたな卸し資産評価損137億円がなくなったことと、投資有価証券評価損の計上額が減少したため。
不動産販売事業が売上高1,485億3,900万円(同33.6%増)、営業利益196億9,200万円(同5.4%増)と伸長。マンション、戸建て、土地の合計で2,758戸(同8.5%増)を計上。期中の分譲マンションの契約戸数も3,664戸(同45.8%増)と大幅増、通期予想に対する営業利益進捗率も94%に達した。
また、「新築そっくりさん」などの完成工事事業が売上高は982億2,500万円(同▲3.7%)にとどまったが、経費削減効果により営業利益は117億7,000万円(同31.0%増)となり、主力の不動産賃貸事業をカバーした。
なお、通期では、連結売上高7,200億円、営業利益1,360億円、経常利益1,000億円、当期純利益510億円を見込んでいる。