(社)建築・設備維持保全推進協会(BELCA、会長:髙木丈太郎氏)は5日、「第19回BELCA賞」表彰10物件を決定した。
同賞は、わが国初の既存建築物の総合的表彰制度で、適切な維持保全や改修を実施した既存建築物のうち、特に優れた建築物を表彰しているもの。良好な建築ストックの形成に寄与することを目的に設けられ、ロングライフとベストリフォームの2部門からなる。
ロングライフ部門では、設計当初からの各種ロングライフ化への取組み、中長期修繕計画にもとづく適切な維持管理と省エネ対策など、幅広い観点からロングライフ建築の手本として評価された「NTT横須賀研究開発センタ」(神奈川県横須賀市、1972年竣工、77年増築)など4物件を選定。また、ベストリフォーム部門では、木造の芝居小屋を復活させ、まち全体の活気を復活させるまでに至った「出石 永楽館」(兵庫県豊岡市、1901年竣工、2008年改修)など6物件を選定した。
表彰式は、ロイヤルパークホテル(東京都中央区)にて5月19日(水)に開催される。
なお、次回の募集は5月下旬より7月初旬まで行なう予定。