(株)コスモスイニシアは8日、2010年3月期第3四半期決算を発表した。
当期(09年4月1日~12月31日)の連結売上高は1,381億200万円(前年同期比22.7%増)、営業利益2億8,900万円(前年同期:営業損失177億8,200万円)、経常損失22億5,800万円(同:経常損失207億1,300万円)、当期純利益311億7,200万円(同:当期純損失327億6,400万円)。最終利益の大幅増は、主要金融機関の金融支援実行に伴う、債務免除益約370億円の計上によるもの。
主力の不動産販売事業において、新築マンション引渡戸数が2,686戸(前年同期比130.3%増)と倍増。開発事業用地の売却が進んだこと、たな卸資産評価損の減少もあり、不動産販売事業全体の売上高は1,052億6,100万円(同45.4%増)、営業損失は4億2,200万円(前年同期:営業損失186億2,800万円)にとどまった。
なお、通期では連結売上高1,675億円、営業損失50億円、経常損失80億円、当期純利益255億円を見込んでいる。