東京建物(株)は12日、2009年12月期決算を発表した。
当期(09年1月1日~12月31日)の連結売上高は2,626億900万円(前期比31.3%増)、営業利益291億6,200万円(同5.2%増)、経常利益193億3,100万円(同▲5.7%)。SPC活用のマンション事業の収支悪化等により投資有価証券評価損86億3,900万円を計上したため、当期純利益は63億4,500万円(同▲37.2%)となった。
賃貸事業は、保有ビルの高稼働などで営業収益680億800万円(同16.1%増)となったが、営業原価の増加で営業利益は286億5,900万円(同9.5%増)となった。
分譲事業は、販売業務と管理業務の連携を深め競争力を強化するべく、(株)東京建物アメニティサポートを東京建物不動産販売(株)の完全子会社とした。マンション、戸建て等の販売も堅調に推移し、営業収益1,580億5,400万円(同70.6%増)、営業利益85億5,500万円(同577.8%増)となった。
なお、次期については、連結売上高2,000億円、営業利益260億円、経常利益150億円、当期純利益60億円を見込んでいる。