(財)日本地域開発センターは16日、「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エレクトリック2009」表彰式を開催した。
「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エレクトリック」は、省エネルギーの観点からオール電化住宅のトップランナーを表彰し、省エネルギー住宅のいっそうの発展、普及等を促していく目的で創設されたもので、今回は第3回目の表彰式となる。
選考対象は、09年1月1日~12月31日に竣工実績を持つ住宅シリーズ等で、09年10月1日~11月17日に公募が行なわれた。「外皮・設備のエネルギー性能値」、「トータルなエネルギー性能向上のための工夫、先進性(数値で表現できない取組み等)」、「他の性能と省エネルギー性とのバランス・連携等」、「応募した省エネ住宅の普及にかかわる取組み」の4点で審査が行なわれ、(株)トステム住宅研究所 フィアスホームカンパニーの「フィアスホーム LUCE(寒冷地仕様・温暖地仕様)」と、日野建ホーム(株)の「ムダの無い家」の2件が、大賞を受賞。特別賞10件、優秀賞の30件、特別表彰(優秀企業賞)6社も併せて表彰された。
表彰式の冒頭、同財団会長でハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エレクトリック審査員会委員長の伊藤 滋氏(早稲田大学特命教授)は、「年々参加企業も増加しており、嬉しく思う。新築戸建住宅だけではなく、今後はマンションなど新しい領域にも入っていき、省エネルギー住宅の普及を促進させていきたい」などと述べた。