三井不動産（株）前代表取締役社長で、1月10日に亡くなった田中順一郎氏の「お別れの会」が2月17日、帝国ホテル（東京都千代田区）でしめやかに執り行なわれた。主催は、同社代表取締役社長・岩沙弘道氏。
「お別れの会」には、不動産業界・団体関係者、財界関係者、行政関係者など多数の人が献花に訪れ、故人を偲んだ。喪主は、妻の田中智子（ともこ）氏。
故・田中氏は、1929年東京都生まれ。51年慶應義塾大学卒後、三井不動産に入社。日本初の超高層ビル「霞が関ビル」建設をはじめ、大規模住宅事業、超高層マンション事業など、さまざまな事業を手がけた。87～98年まで代表取締役社長、98～2007年まで同会長を務めていた。
一方、公職として、世界不動産連盟世界会長、（社）不動産協会理事長、不動産団体連合会会長、不動産シンジケーション協議会（現：（社）不動産証券化協会）理事長、（社）首都圏不動産公正取引協議会会長などの要職も歴任。03年には勲一等瑞宝章を受章していた。
