大和ハウス工業(株)は26日、エコ住宅「xevo」シリーズにおいて、賃貸併用住宅タイプの新商品「xevo+R(ジーヴォ・プラスアール)」を発売する。
「xevo+R」は、2006年より販売し、好評を得ている戸建住宅「xevo」シリーズ初の賃貸併用住宅。同社オリジナル外壁システム「外張り断熱通気外壁」や、長期間美観を維持する外壁塗装「XEコート(ジーコート)」などを標準仕様にしている。また、太陽光発電システムを合わせることで、建築後のライフサイクルコストを大幅に低減することができる。
高齢により住宅ローンを組んで建替えを計画することが困難な人などに向けて開発したもので、家賃収入を見込める賃貸部分をプラスすることによって、住宅ローン支払い負担額を軽減でき、併せて光熱費や建物メンテナンス費用も低減することができる。
「xevo+R」は住宅版エコポイント制度を活用した場合、オーナーの住まいだけでなく、賃貸部分にも1戸当たり30万ポイントが付加される。
同社執行役員営業本部関東地区住宅事業担当・岡田恵吾氏は、会見で「当社の行なった調査では、首都圏で築15年以上の戸建住宅に住む55歳以上の方の多くは、将来のお金の不安を感じており、建替えが進まない大きな要因になっている。今回はブランドマネージャーによって地域の要望を捉えて、首都圏の建替え層に向けた商品の開発を行なった。賃貸部分は集合商品部材と共有化することでコストメリットもある」などと述べた。
なお、同社グループ会社の大和リビング(株)による一括借上システムや一般管理システムによるサポートも行なっていく。
販売地域は東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県。プランは自由設計。販売価格は本体工事価格3.3平方メートル当たり75万円台(税込み)から。販売目標は年間100棟。