日本リテールファンド投資法人(JRF)は1日、ラサール ジャパン投資法人(LJR)との合併が成立したと発表した。
同合併は、JRFがLJRの保有資産(21物件/受入価格約880億円)を受け入れ、また有利子負債約690億円を引き継ぐものであったが、当該引継有利子負債に付された担保設定を解除することが合併の前提条件であり、1日付けで解除され無担保化された。
また、JRFの投資口1口に付き4口の割合で分割を実施。分割後の発行済投資口数は168万8,198口となった。
JRFは今回の合併による資産の組入れにより、1口当たりの分配金および純資産価値の向上やポートフォリオNOI利回りの上昇を見込むとともに、LJRのコア・アセットであった商業施設を受け入れることで商業施設特化型REITとしての収益の安定性を図り、マーケットキャップの拡大および流動性の向上などをめざす。
なお、合併後のJRFのポートフォリオは71物件、取得価格ベースで約6,590億円となった。