国土交通省は5日、平成22年度第1回目となる「長期優良住宅先導事業」の提案の募集を開始した。
同事業は、これまで「長期優良住宅先導的モデル事業」と呼ばれていたもので、「いいものをつくってきちんと手入れして長く大切に使う」というストック社会のあり方について、具体的内容をモデルの形で広く国民に提示し、技術の進展に資するとともに普及啓発を図ることを目的に行なわれるもの。住宅の長寿命化に向けたモデル事業の提案を公募。優れた提案に対し予算の範囲内において、事業の実施に要する費用の一部を補助する。
募集する提案事業部門は、(1)住宅の新築、(2)既存住宅等の改修、(3)維持管理・流通等システムの整備、(4)技術の検証、(5)情報提供および普及。
応募提案については、(独)建築研究所が、学識経験者からなる長期優良住宅先導事業評価委員会による評価をもとに、評価結果を国土交通省に報告。これをもとに、モデル事業の採択を決定する。応募期間は、3月5日~4月9日(消印有効)。6月中に採択プロジェクトを決定する予定。
応募書類の入手・問合せは、(独)建築研究所・長期優良住宅先導事業評価室ホームページ(http://www.kenken.go.jp /chouki)まで。