不動産ニュース / 調査・統計データ

2010/3/19

23区の新築マンション価格、標準・小型タイプは下落から上昇に転換/RIF09年下期「住宅マーケットインデックス」

 住宅インデックス・フォーラム(RIF)は17日、2009年下期版「住宅マーケットインデックス」を発表した。

 同フォーラムは、(財)日本不動産研究所の調査協力を得て、アットホーム(株)と(株)ケン・コーポレーションが運営する団体。東京23区のマンション全般を対象とした市場動向インデックスをまとめている。

 東京23区の新築マンション価格は、大型タイプ(80平方メートル以上)が1平方メートル当たり81万7,000円と前期比▲3.0%の減少となったほか、標準タイプ(40~80平方メートル未満)でも77万6,000円(前期比5.0%増)、小型タイプ(40平方メートル未満)も92万6,000円(同0.5%増)となった。新築はどのタイプも07年下期をピークに下落していたが、今回は大型タイプで下落幅が縮小、標準・小型タイプは下落から上昇に転換している。

 一方、23区新築マンションの「平均利回り」は、大型が6.7%(同▲0.0ポイント)、標準が5.5%(同▲0.3ポイント)、小型が4.9%(同▲0.1ポイント)。規模が小さいほど低い傾向にあり、小型タイプより大型タイプの方が空室のリスクが高いことなどが影響している様子。

 また、東京23区の中古マンション価格(1平方メートル当たり)も、大型56万4,000円(同▲18.9%)、標準53万7,000円(同▲1.6%)、小型63万5,000円(同1.0%増)と小型タイプが上昇。「平均利回り」は、大型8.4%(同1.3ポイント増)、標準7.2%(同0.1ポイント増)、小型6.7%(同▲0.2ポイント)となった。

 なお、4月1日に発売する「住宅マーケットインデックス」は、東京23区、都心5区、城西2区、城南4区、城北6区、城東6区および各区における新築・中古、大型・標準・小型の各マンションタイプの価格、賃料、利回り水準などを掲載。定価は2,100円(税込)。購入の問合せは、アットホーム(株)カスタマーセンター(0570-01-1967)まで。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年9月号
アクティブシニアの最新住宅ニーズ!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。