三菱商事(株)の100%子会社ダイヤモンド・リアルティ・マネジメント(株)(DREAM)は19日、物流施設特化型の不動産私募ファンド「ドリーム・ロジスティクス・ファンド」を組成すると発表した。
同ファンドの資産規模は234億円で、運用期間は5年間。投資対象は首都圏4物件と九州地方1物件の合計5物件。三菱商事は、国内機関投資家および国内年金基金等とともに、同ファンドに対して出資を行なう。なお、デット資金については、ノンリコースローンと機関投資家向け特定社債を組合わせて調達する。
DREAMは04年以来、複数の私募ファンドを組成し運用を行なっており、現在の運用資産残高は2,300億円に上っている。
三菱商事では、不動産私募ファンド事業をJREIT事業と並ぶ新産業金融事業グループにおける最重要事業の一つと位置づけており、今後もDREAMとともに不動産私募ファンドの拡大を図っていく考え。