東京都はこのほど、「都市再生ステップアップ・プロジェクト」の第1弾実施地区を決定した。
同プロジェクトは都有施設の移転・更新等を契機に、民間のノウハウや資金力を活用しながら、施設の効率的配置や複数都有地の有効活用や、周辺開発の誘発を図るもの。
第1弾実施地区は、港区海岸一丁目の竹芝地区。
同地区にある東京都公文書館など4施設約1.7haを移転・更新するとともに、地区全体約28haにおける将来のまちづくりの方針を示すガイドラインを策定し、都市再生を進める。
まちづくり誘導目標は「豊かな緑、海、文化を実感できる、活気ある業務・商業拠点の形成」。
今後、有識者のヒアリングなどを行ないながら、誘導目標について具現化するほか、地区全体のまちづくりの方向性を検討したうえで、都有地の活用条件等を記載した事業実施方針および適切に周辺環境を誘導するためのガイドラインを策定・公表。誘導目標を実現する提案を事業者から受け、もっとも優れた提案を具体化していく。
具体的には2010年秋に事業実施方針やまちづくりガイドラインを公表し、11年度に事業者募集要項を公表し、事業者提案を受付、事業予定者を決定し、12年に基本協定を締結し、着工する予定。
詳細は、東京都ホームページを参照のこと。