ミサワホーム(株)は、中小企業や一般家庭等が行なったCO2排出削減量を取りまとめてクレジット化する「国内クレジット制度」において、国内初となる「プログラム型排出削減事業」を、経済産業省の国内クレジット認証委員会に申請した。
同社は、2010年1月「ECOになる家の会」を発足。会員である一般家庭による排出削減量をバンドリング(取りまとめ)してクレジット化する取組みを進めてきた。しかし、これまでの仕組みは、一定数の会員を登録し、この登録分に限って排出量削減をクレジット化するもので、会員を追加する場合は、新たな事業承認を申請する必要があった。
今回申請した「プログラム型排出削減事業」は、新たに「ECOになる家の会」に入会した住宅の排出削減量も、その年度以降のクレジットとして順次追加することができるというもの。事業承認申請の都度必要だった作業と申請コストが削減できるため、太陽光発電住宅以外への応用で、小口の削減活動も国内クレジット制度へ取り組むことが容易となる。