ピタットハウスネットワーク(株)は20日、全国加盟店(4月現在393店舗)に向けた「2010年度 ピタットハウスネットワーク経営方針説明会」をグランドプリンスホテル高輪(東京都港区)で開催した。
説明会では、同社代表取締役の寺本高廣氏が「10周年を迎える今年度は“徹底する年”をテーマに、あらゆる面において決めたこと、するべきことを徹底遂行していきたい。個人的に経営の要諦だと認識している“攻め・守り”という概念のもと、ここ2年はさまざまなことにブレーキをかけなければならなかった。今年もアクセル全開とまではいかないが、ずっとあたためてきたプロジェクトを推進し、『ヒト・モノ・カネ』に積極的に投資していきたい」とあいさつした後、10年度の運営方針を説明。
(1)リクルーティング体制の強化、(2)ネットワーク営業チームの新設、(3)各種研修メニューのブラッシュアップ、(4)エリア会の活性化、(5)「いい会社にしよう!プロジェクト」(人材の定着率向上を提案するサービス)の推進、(6)実践研修リアル店舗(浅草橋店)の利用率向上、を掲げた。具体的には、売買部門の強化、加盟店数の増強、スターツネットワークの利用率向上、人事研修の強化などを行なっていく。
また、ITシステムの本部重点推進事項を同社専務取締役の高橋誠司氏が解説。「メディアの強化を図る1年」としてブランドづくり、離脱しないサイトづくりを行なうとして、iPhoneアプリの開発、「SUUMO」(リクルート)との提携開始、営業支援システム「RJ-2」への移行などを紹介した。
そのほか、09年度の接客コンテスト、賃貸・売買年間成約ランキング上位者や優秀店舗の表彰式を、同社イメージキャラウターの水野真紀氏を迎え開催。
最後にスターツグループ村石氏が「さらに喜んでいただけるフランチャイズにするためにも、今年は“人徳”のある人が集まった“社徳”を持つネットワーク、スターツグループにしていきたい。そのためには、加盟店の皆様にも謙虚さ、勤勉さを大切に率先垂範していただきたい」と挨拶した。
その後、「経営戦略」「高齢者住宅」「不動産金融」をテーマとした分科会、懇親パーティを催した。