ユナイテッド・アーバン投資法人(UUR)と日本コマーシャル投資法人(NCI)は22日、合併に関する基本合意書を締結。UURを存続法人とする吸収合併を行なう。
NCIおよび資産運用会社であるパシフィックコマーシャル(株)(PCC)は、PCCの親会社である更生会社パシフィックホールディングス(株)(PHI)が会社更生法の適用を申請したことを受け、PCCの発行済全株式の新株主への譲渡を含む各種検討を行なっていた。
そうしたなかで、両投資法人の合併により、資産規模の拡大やポートフォリオの質の向上、収益安定性の向上など、資産運用の面において十分なシナジー効果が発揮されると判断、締結に至ったもの。
合併効力発生日は12月1日の予定。UURの投資口につき、合併効力発生日の前日に投資主が有する投資口1口を、合併効力発生日をもって6口に分割することを前提に、NCIの投資口1口に対して、UURの投資口1口の割合をもって割当交付する。
合併後のUURは、総合型REITとしてはJREIT市場最大級の資産規模となる見込み。
なお同日、UURの資産運用会社ジャパン・リート・アドバイザーズ(株)(JRA)が、PCCの全株式をPHIから取得し、PCCをJRAの子会社とする旨の基本合意書を締結。合併に先立ちPCCを子会社とすることで、合併の準備を効率的に行なっていく方針。