不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2010/4/28

戸建請負事業、地域密着営業を推進し受注獲得/パナホーム10年3月期決算

 パナホーム(株)は27日、2010年3月期決算を発表した。

 当期(09年4月1日~10年3月31日)は、連結売上高2,603億8,800万円(前年同期比▲8.5%)、営業利益53億4,300万円(同▲43.7%)、経常利益51億4,100万円(同▲46.2%)、当期純利益24億2,800万円(同▲17.6%)となった。

 戸建請負事業は、建物の高断熱・高気密設計に加え、太陽光発電システムやオール電化仕様の採用などによる優れた環境性能や省エネ技術を徹底訴求した。
 また、10年1月には、戸建住宅のラインナップを一新した「NEW エルソラーナ」シリーズを発売開始。「ライフステージと共に育つ住まい」をコンセプトに、家族構成の変化や住み手の変化に応じて間取りを変えられる「先読み設計」を取り入れたほか、「長期優良住宅」基準に標準対応し、優れた環境性能と品質を備えた商品群を低価格帯から取り揃え、顧客層の拡大に努めた。
 そのほか、パナソニック電器店との協業強化による潜在顧客の紹介獲得や、宿泊体験モデルハウスの積極的な展開等により、地域密着営業を推進し受注獲得につなげた。

 分譲事業は、戸建分譲において、国土交通省主導の「住宅・建築物省CO2推進モデル事業」で採択された提案を具現化した「エコライフタウン練馬高野台」(東京都練馬区)など、環境との共生に配慮したまちづくりを展開。また、太陽光発電システムを採用した「パナホーム・シティ西神南I・II」が経済産業省と独立行政法人NEDOが主催する「新エネ百選」に選ばれるなど、環境経営をめざすまちづくりが高く評価された。
 マンション分譲においては、「クレヴィア若葉台パークナード」(東京都稲城市)や「パークナード上甲子園」(兵庫県西宮市)などを販売した。

 次期は、売上高2,650億円、営業利益65億円、経常利益65億円、当期純利益26億円を見込んでいる。

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