日本社宅サービス(株)は6日、2010年6月期第3四半期決算を発表した。
当期(09年7月1日~10年3月31日)の連結売上高は44億3,600万円(前年同期比▲7.0%)、営業利益は3億8,600万円(同10.9%増)、経常利益は3億7,500万円(同10.6%増)、当期純利益は2億4,200万円(同70.3%増)となった。
社宅管理事務代行事業では、ニーズを捉えたソリューションの提供・展開ができ、引合い数や受託動向についても下振れ懸念がみられなかったことから、安定的な収益構造の強化を図ることに成功。売上高20億9,200万円(同▲4.0%)、営業利益3億6,000万円(同18.8%増)を計上した。
施設総合管理事業については、管理収入および修繕工事の伸びが鈍化したものの、工事需要の一部が改善するなど、当期末に向けての緩やかな回復傾向がみられ、売上高23億4,400万円(同▲9.6%)、営業利益2,400万円(同▲43.5%)となった。
また、第2四半期と同様に販管費の一部やシステム改修費用の一部において期ずれが発生したことにより、営業利益および経常利益が当初予想を大幅に上回ったほか、施設総合管理事業における繰越欠損金解消により繰延税金資産を計上し、法人税調整額が発生したことなどから、純利益も大幅に増加する結果となった。
なお、通期については連結売上高62億3,500万円(同▲1.1%)、営業利益5億1,300万円(同6.8%増)、経常利益5億1,400万円(同8.6%増)、当期純利益3億1,300万円(同28.8%増)を見込んでいる。