(株)新日本建物は14日、2010年3月期決算を発表した。
当期(09年4月1日~10年3月31日)は、連結売上高228億800万円(前期比▲59.5%)、営業損失2億3,200万円(前期:営業損失164億2,000万円)、経常損失7億5,400万円(同:経常損失161億7,700万円)、当期純損失24億1,000万円(同:純損失189億900万円)。
同社では、新規事業として推進している「マンション買取再販事業」を積極的に展開し、特に競争優位性を持つ未完成マンションにおいては高い収益率を確保するなど、着実な事業実績の積み上げを図った。また、経営体質のスリム化に取り組み、人件費をはじめとする大幅なコスト削減や資産・負債の圧縮による財務体質の改善に努めた。
セグメント別では、流動化事業において、7物件の引渡しを行ない、売上高52億2,400万円(同▲70.1%)、営業利益4,600万円(前期:営業損失141億5,900万円)となった。
マンション販売事業においては、8棟・475戸(前年比▲6棟・▲412戸)を販売し、売上高141億8,400万円(同▲48.8%)、営業利益7億3,800万円(前期:営業損失6億7,000万円)を計上。
戸建販売事業においては、宅地分譲を含む186棟(前期比▲109棟)を販売。売上高28億2,200万円(同▲74.0%)、営業利益4,700万円(前期:営業損失7,800万円)となった。
次期は、売上高196億円、営業利益10億3,000万円、経常利益5億5,000万円、当期純利益5億円を計画している。