不動産ニュース / 仲介・管理

2010/5/21

ケア付き高齢者専用賃貸住宅の一括借り上げシステムをスタート/パナホーム

 パナホーム(株)は21日、同社独自の「ケア付き高齢者専用賃貸住宅」の一括借上げシステムを開始。土地有効活用策として、オーナーへ提案していく。

 ケア付き高齢者専用賃貸住宅は、デイサービスセンターや訪問介護事業所、小規模多機能型介護施設を併設した賃貸住宅。グループホームや有料老人ホームなどのように、地方自治体により地域内の総施設数が制限されず、一定の要件を満たせば、国土交通省から建設費補助を受けることができる。競合や収益利回りなどの条件が厳しくなりつつある一般賃貸アパート経営に比べ、入居需要の拡大が見込め、政策的な後押しも期待できる土地活用策として注目されている。

 同社の事業スキームは、オーナーが同社との請負契約でケア付き高齢者専用賃貸住宅を新築。その建物をパナホーム不動産(株)が最長25年間にわたり一括借上げし、介護事業を営む運営会社に転貸するというもの。借上げ手数料は、転貸賃料の6%。

 これにより、オーナーの資金融資与信力を高め、介護事業運営会社も多額の初期投資が不要となるなど、双方のリスクを回避。ケア付き高専賃の普及促進に貢献する。

 同社は、このシステムにより、2012年度までに150物件を開発したいとしている。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年9月号
アクティブシニアの最新住宅ニーズ!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。