(社)日本不動産学会は22日、同学会設立25周年シンポジウム「我が国のマンション法制の再構築」を開催した。
シンポジウムでは、参議院議員の前田武志氏が基調講演を、国土交通省住宅局審議官の井上俊之氏が「老朽マンションの現状と課題」についての基調報告を行なった。
また、日本大学経済学部教授の中川雅之氏をコーディネーターに、日本マンション学会会長の折田泰宏氏、旭化成ホームズ(株)資産コンサルティング部の大木祐悟氏、弁護士の村辻義信氏、政策研究大学院大学教授の福井秀夫氏をパネリストに招き、プレゼンテーションおよびパネルディスカッションを行なった。
ディスカッションでは、マンション建替えの実情や建替えに関する法制度の問題点などについて意見交換がなされ、マンション長命化の意義や建替えと環境保全との関係、区分所有法の抜本的な改革の必要性などについて言及された。