森ビル(株)は27日、(東京都港区)が、(財)都市緑化基金による「生物多様性保全につながる企業のみどり100選」に認定されたと発表した。
同認定は、企業が取り組む身近なみどりの保全・創出・活用の優良な事例を“SEGES生物多様性特別認定”として公表し、地球環境を視野に入れた(Think Globally)、足元から取り組む生物多様性保全活動(Act Locally)の推進を目的とするもの。
六本木という都市の中心部で、毛利庭園を中心に豊かで質の高い「みどり」を保全していることが高く評価されたもの。
一般の人々が参加できるガーデニングクラブの活動を通し、地域とのコミュニケーションも図られており、屋上庭園での動植物への配慮では、周辺の緑地から自然に移入する可能性のある種も対象とすることで、地域の自然とのつながりがさらに明確になることが期待されている。
六本木ヒルズでは、再開発によって生まれた空間を庭園や広場、散策路などのオープンスペースとして有効活用、また建物の屋上を積極的に緑化することで敷地の約25%が緑で覆われており、屋上庭園にある水田・菜園を利用した農業体験や、植物をさまざまな視点から学ぶガーデニングクラブなど、「みどり」を活用したコミュニティ活動も積極的に展開している。