(社)日本ビルヂング協会連合会は3日、「ホテルオークラ東京」(東京都港区)で、第70回定時総会および創立70周年記念行事を開催した。
定時総会では、2010年度事業計画および収支計画を決定。事業計画としては、公益法人改革への対応や調査・研究活動などを行なっていく。また、政策活動として、(1)11年度税制改正の要望、(2)経済成長戦略への要望活動、(3)建築基準法、都市計画法などのビル事業に関連する制度に関しての要望・提言、などを実施していく、とした。
また、改選に伴う役員選任を行ない、常任理事に蔵野八郎氏((株)電気ビル)、理事に宇佐見治彦氏(宇佐見(株))、深見達之氏(深見興産(株))、監事に森 文保氏((株)御幸ビルディング)が新たに就任した。
その後、開催された記念祝賀パーティで、同協会会長の髙木丈太郎氏は、「1940年に誕生した当協会は今年でちょうど70周年を迎えた。この間、太平洋戦争や高度経済成長、リーマンショックや戦後初の政権交代などの大きな出来事があった。その中で全国各地のビル協会は、それぞれが地域の発展に大きく貢献してきた」などと語った。
また、「新成長戦略」を視野に入れた提案として、(1)社会貢献、(2)地球環境への配慮、(3)都市整備への積極的な関与、(4)地域発展への貢献、(5)世界都市との交流、といった5項目を挙げた。