大和ハウス工業(株)は9日、同社が企画・施工した次世代省CO2モデル事業に対応したリチウムイオン電池システム付き店舗「ローソン松山東石井六丁目店」がオープンしたと発表した。
同社では、2009年4月より新規事業として環境エネルギー事業部を立ち上げ、LED照明や高効率反射板、エネルギーマネジメントシステムの販売を行なってきた。 今回、コンビニエンスストアにおいて、太陽光発電システムやLED照明などに加え、リチウム電池システムを導入することで、建築物から発生するCO2を削減することができる「次世代型省CO2モデル店舗」を企画。国土交通省の「平成21年度住宅・建築物省CO2推進モデル推進事業」のマネジメント部門においても、「コンビニエンスストア向け次世代型省CO2モデル事業」として採択された。
同店は、太陽光発電システムで発電した電力を、店内のLED照明や冷蔵庫等に使用する。リチウムイオン電池に蓄電することで効率的に電力を使用でき、さらに災害時には同電池で蓄電した電力で、1日間稼働することができる。
同社では、コンビニエンス業界の各企業に提案し、10年度中に50店舗の導入をめざす。また、他業種への展開も行なっていく。