SE構法住宅を全国の登録施工店などを通じて供給している(株)エヌ・シー・エヌ(NCN)は5日、同構法を使用した自然共生型住宅の設計・建築をサポートする「SOWE(Sun&Wind-Energy)Designプロジェクト」を事業化したと発表した。
同プロジェクトは、大開口・大空間を実現するSE構法を最大限活用し、次世代省エネ基準における年間暖冷房負荷の基準による自然共生型住宅に対する温熱計算の受託、設計提案を行なう体制を構築。登録施工店に対し、同住宅の設計・建築をサポートしていく。
すでに設計ガイドラインが出ている「自立循環型住宅」の設計手法を導入。「延床面積に対して20%以上の開口部を設ける」という同住宅のガイドラインを、20%以上の開口部を設けながら耐震性能を確保し、構造計算により数値化できるSE構法のメリットをいかし建設。他社と差別化していく。
今年4月から、先進的加盟店50社にワークショップを実施。設計のための基礎講座、具体的なパッシブデザインの取組みなどを学習してもらっており、2010年度中に100棟の供給をめざす。