(財)日本総合研究所と(財)東日本不動産流通機構は12日、2010年6月度「東京圏マンション流通価格指数(経済指数)」を発表した。
同調査は、日本総合研究所が、価格指数の推計システムを開発、東日本不動産流通機構の登録データを利用し、東京圏の中古マンションの価格を指数化したもの。指数の推計に際しては、広さ、古さ、立地など物件ごとの属性の影響を取り除くため、ヘドニック法によって品質調整を行なっている。
調査対象は、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県の213市区町村における中古マンションの取引価格1,040件。1995年の平均値を100としている。
6月度は、東京圏全体で89.83と前月比0.76ポイント増、前年同月比4.58ポイント増となった。県別では、東京都95.81(前月比1.59ポイント増、前年同月比5.85ポイント増)、神奈川県86.61(前月比▲1.71ポイント、前年同月比1.96ポイント増)、千葉県83.74(前月比2.43ポイント増、前年同月比7.19ポイント増)、埼玉県81.50(前月比▲0.01ポイント、前年同月比5.87ポイント)となった。