(株)東京カンテイは22日、6月の三大都市圏・主要都市別における「中古マンション 70平方メートル価格月別推移」を発表した。同社データベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の「売り希望価格」を行政区単位に集計・算出し、70平方メートルに換算したもの。
同月の首都圏中古マンション価格は3,083万円(前年同月比14.0%増、前月比4.7%増)と、20ヵ月ぶりに3,000万円の大台にのった。価格水準が高い東京都の事例シェアが拡大したこと、1都3県すべてで価格上昇したことが要因。
都県別では、東京都3,945万円(同10.2%増、同0.9%増)、神奈川県2,674万円(同12.9%増、同6.3%増)、埼玉県1,846万円(同6.2%増、同1.5%増)、千葉県1,923万円(同13.7%増、同2.2%増)とすべてのエリアで上昇。主要都市別では、東京23区4,339万円(同10.4%増、同0.8%増)、横浜市2,799万円(同9.6%増、同4.5%増)、千葉市1,870万円(同17.2%増、同7.4%増)、さいたま市2,082万円(同7.9%増、同▲1.0%)と、さいたま市を除いて前月を上回った。
一方、近畿圏の中古マンション価格は1,857万円(同4.6%増、1.1%増)と安定推移が続いている。エリア別では、大阪府1,908万円(同3.0%増、同0.7%増)、兵庫県1,849万円(同7.5%増、同1.3%増)。主要都市圏別では、大阪市2,245万円(同2.0%増、同1.3%増)、神戸市1,885万円(同6.0%増、同1.2%増)。
中部圏の中古マンション価格は1,571万円(同5.9%増、同1.7%増)。愛知県1,605万円(同7.6%増、同0.9%増)、名古屋市1,863万円(同11.4%増、同▲0.5%)と、高い価格水準で安定推移している。
詳細は、同社ホームページ参照。