ハイアス・アンド・カンパニー(株)は22日、住宅向けエコ地盤改良「HySPEED工法」2010年上期(2010年1月~6月)の施工実績を発表した。
「HySPEED工法」は、天然砕石と空気のみを活用した住宅向け地盤改良工法で、環境負荷の低いエコ工法。2007年4月より施工代理店募集を開始し、約3年間で全国150社(2010年7月22日現在)のネットワークとなっている。
同工法の施工実績は、前年同期比(2009年1月~6月)で2.84倍となった。国内の新設住宅着工戸数が大きく減少するなか、本年度(2010年1月~12月)のHySPEED工法の受注棟数は3,800棟(前年比290%増)を超える見通し。
これまでの住宅業界は、住宅地盤への見識が薄く、建物の分野と比較すると対応も遅れていたが、法律改正や昨今の環境志向、品質意識の高まりを受け、宅地の地盤改良のあり方も大きく見直されているとして、同社では、エンドユーザー向けの小冊子配布や地盤改良のリスクを解説するDVDの配布なども企画しており、さらなるHySPEED工法の普及拡大をめざす。