不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2010/8/9

賃貸住宅事業、回復基調に/大和ハウス工業11年3月期第1四半期決算

 大和ハウス工業(株)は6日、2011年3月期第1四半期決算を発表した。

 当期(10年4月1日~6月30日)の連結業績は、売上高3,549億6,400万円(前年同期比▲6.0)、営業利益140億9,300万円(同1.7%増)、経常利益157億5,300万円(同4.9%増)、四半期純利益76億2,700万円(同▲5.4%)となった。

 主力事業についてみると、戸建住宅事業において、標準仕様で長期優良住宅認定基準を満たす「xevo(ジーヴォ)」の販売拡大に努め、創業55周年記念として同社独自のエコポイント「ジーヴォエコポイント」を発行して政府発行分の住宅エコポイントに上乗せして付与するサービスを実施。太陽光発電システムのコストダウンを図るなどした。
 また、エネルギーを自給する住宅開発をめざす「Smart xevo Eco Project」をスタート、第1弾として国内初となる家庭用リチウムイオン蓄電付き住宅展示場「SMA×Eco HOUSE」をオープンした。
 これらの結果、売上高618億1,600万円、営業損失5億2,400万円となった。

 賃貸住宅事業では3階建て商品や環境配慮型商品の普及拡大に努め、住宅版エコポイント制度等の追い風もあり回復基調に転じ、売上高1,038億3,600万円、営業利益85億9,200万円となった。

 マンション事業では分譲マンション「ザ・レジデンス千歳船橋」を販売。売上高272億2,300万円、営業損失5億9,400万円を計上している。

 なお、通期の連結業績予想は、売上高1兆6,100億円、営業利益660億円、経常利益605億円、当期純利益240億円を計画している。

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