森ビル(株)は5日、東京23区の大規模オフィスビル市場動向調査を発表した。
1986年以降に東京23区で竣工した延床面積1万平方メートル以上のオフィスビルを対象とした需給動向を調査するとともに、将来のオフィスマーケット動向の予測を行なっているもの。
例年12月末に一般に公開されている情報、もしくは各計画について現地調査ならびに聞き取り調査を実施している。
それによると、2010年の供給量は85万平方メートルで、3年連続で過去平均103平方メートルの水準を下回っていることが明らかになった。
一方で、11年と12年はそれぞれ153万平方メートル、141万平方メートルと、過去平均を上回る。
また、今後5年間に供給されるオフィスビルは、延床面積が3万平方メートルを超える超大型なものが全体の80%に上ることがわかった。
なお、今後5年間に供給されるオフィスビルの約4割が建替えによるもので、特に都心3区では、供給量の3分の2がそれにあたる。
同調査の詳細は、同社ホームページを参照のこと。