ラサールインベストメントマネージメントインク(LIM)は11日、同社が組成したSPCを通じて、(株)大和地所(横浜市中区)から「那須ガーデンアウトレット」(栃木県那須塩原市)の土地および建物を取得したと発表した。アウトレットモールへの投資は、同社が独自に開発して2005年4月に開業した「千歳アウトレットモール・レラ」(北海道千歳市)に続き、国内2ヵ所目。
今後は、早期に増床計画を策定し、バリューアップをめざす。増床・運営にあたっては、千歳で培ったマネージメントノウハウを生かすとともに複数のアウトレットモールを所有・運営することで、テナントネットワークや集客策などで相乗効果を図る。今後も同社では多様な商業施設への投資拡大をめざす。
那須ガーデンアウトレットは、08年7月に開業したリゾート型アウトレットモールで、敷地面積19万3,070平方メートル、店舗数は約110店舗に加え、「動物ふれあい広場」やドッグガーデンなども備えている。また、滞留型の商業施設として、栃木県産の乳製品、野菜、果物などの販売を行なっている。開業2周年を迎えた10年7月には総来場者数が約1,000万人を超えた。