大和ハウス工業(株)は23日、都内で環境エネルギー商品を導入した企業の温室効果ガス排出量を削減し、その削減分を東京都クレジット化する「東京都クレジット創出業務」を開始すると発表した。
その第1弾として7月5日、同社の環境エネルギー商品、高効率反射板システム「reFbo(レフボ)」を導入した大成ロテック(株)(東京都中央区)が削減した温室効果ガスを共同で、「都内中小クレジット」(東京都の「都民の健康と安全を確保する環境に関する条例」にもとづく総量削減義務と排出権取引制度のクレジットの一つ)化し、大和ハウスが権利を取得する「東京都中小クレジットの取引に関する協定書」を締結。23日に認定第1号をめざして「都内中小クレジット」の申請を行なった。
今回申請されたクレジットが認定された場合、(株)排出権取引市場が運営する「排出権取引市場」を通じ売却する予定。
今後同社では、環境エネルギー商品を販売するだけでなく、削減できた温室効果ガス排出量の削減分を東京都クレジットとして市場に流通させることで、都全体の温室効果ガス削減に貢献していくとしている。