不動産ニュース / 開発・分譲

2010/8/27

ワンフロア1,500坪超、大規模オフィスビル「豊洲フロント」が竣工/三菱地所、IHI

 (株)IHIと三菱地所(株)が開発を進めてきたプロジェクト「(仮称)豊洲3-1街区ビル計画」が26日、「豊洲フロント」(東京都江東区)として竣工した。

 「豊洲フロント」は、東京メトロ有楽町線「豊洲」駅徒歩2分に立地。敷地面積は1万3,700平方メートル、延床面積は約10万6,860平方メートル。構造は地上鉄骨造・地下鉄骨コンクリート造。地上15階地下2階塔屋2階のオフィスビルで、1階が店舗、2階~15階が事務所、駐車場224台分を備えている。なお、豊洲駅とつなぐ地下鉄連絡通路を整備しており、11年5月に竣工する予定。

 事務所部分の基準階は、国内最大級の有効面積約1,530坪。天井高2,850mm、OAフロア150mmを確保した。フロアの配置は、横幅約110m、奥行約18~22mの「ロの字型」を採用、業務効率性の高いオフィスレイアウトを可能にした。また、1~15階までのフロア中央を吹抜け空間とし、各階の廊下に自然光が差し込むようにした。

 環境への配慮では、つる性植物で緑化された高さ4.3mのガラス屋根付きのパーゴラを設置したほか、サトザクラ、シマトネリコ、アキニレなど19種類の高木を含む約50種類の植物で外構空間を形成、敷地面積の約36%を緑化した。外気の取込みや自然光の利用で、都内の一般的なオフィスビルと比較して約26%のCO2削減を見込んでいる。
 
 なお、事務所部分には、住商情報システム(株)や(株)マルハニチロホールディングスなどが、店舗部分には飲食店、物販、サービス店舗など14店舗が入居する予定。9月17日に7店舗がオープン、年内には全店が開店する。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年7月号
定住・関係人口増加で空き家も活用?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/6/5

「月刊不動産流通2025年7月号」発売中!

「月刊不動産流通2025年7月号」が好評発売中です。購入はショップサイトから。
特集は、「事業者・自治体がリード!二地域居住」。
近年人口減少により地域の活力が失われていくという危機感を持ち、活気を取り戻すために二地域居住を促進させている地域が多くあります。今回は、そんな二地域居住に積極的に取り組んでいる事業者を取材。具体的な事例やその狙い、実際に表れている効果なども紹介しています。