不動産ニュース / 調査・統計データ

2010/9/9

貸家に建て替えられた住宅戸数が増加/国交省調査

 国土交通省は9日、「住宅着工統計による再建築状況の概要(平成21年度分)」を発表した。

 住宅着工統計のうち、除却を伴う新設住宅着工戸数について、集計・整理し、再建築の状況把握を目的としたもの。
 この場合の「再建築」とは、既存の住宅の全部または一部を除却し、引き続き当該敷地内において住宅を着工するもの、つまり住宅の建替えを指す。

 同年度に再建築のため除却された住宅戸数は、全体で6万9,560戸(持家5万1,401戸、貸家1万6,694戸、給与住宅1,465戸)、その跡地に再建築された戸数は8万9,753戸で1.29倍となった。

 再建築されたのは、持家が4万6,458戸で全体の51.8%を占め、貸家3万7,824戸(占有率42.1%)、給与住宅2,043戸(同2.3%)、分譲住宅3,428戸(同3.8%)だった。

 また、利用関係別の再建築戸数を除却戸数に対する割合でみると、持家が0.90倍、貸家が2.27倍、給与住宅が1.39倍と、貸家に建て替えられた住宅戸数が増えていることが明らかになった。

 圏域別では、首都圏が1.55倍、中部圏が1.13倍、近畿圏が1.13倍、その他地域が1.17倍となった。

 再建築率は11.6%(20年度10.8%)。都市圏別の再建築率は、首都圏が14.0%(同13.6%)、中部圏が11.7%(同9.5%)、近畿圏が10.7%(同9.2%)、その他地域が9.7%(同9.1%)だった。

 詳細は同省ホームページを参照のこと。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年12月号
コスパと効果、どちらも大切!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/10/1

「海外トピックス」を更新しました。

vol.433 世界遺産都市マラッカの医療ツーリズム環境【マレーシア】」を更新しました。

医療を目的に渡航する「医療ツーリズム」。マレーシアは近年、その医療ツーリズムの拠点として成長を遂げています。今回は、歴史的街区が有名な国際観光地マラッカの病院を取材。多くの医療ツーリストを受け入れている環境について探りました。…続きは記事をご覧ください☆