ハイアス・アンド・カンパニー(株)は15日、デザイナーズ住宅「R+house」を供給する注文住宅ネットワークの第1回全国大会を開催した。
「R+house」は建築家が設計するデザイナーズセミオーダー住宅で、長期優良住宅基準を標準とし、高気密・高断熱性能を有している。供給価格は、ウェブを活用した部材の共同購入システムなどによりコストダウンを図り、1,300万円から2,000万円程度に抑えた。ネットワーク企業は、09年10月から全国を500エリアに分け、エリア1社制で募り、9月末現在で約70社が加盟している。
同大会では、本部方針として同住宅の専任営業体制の構築と見学物件の確保を加盟企業に呼び掛けた。今後の目標として、11年5月までに、加盟企業110社、累計プラン申込み数300棟、提携建築家数30人、プラン申込みからの契約率を90%などの目標が掲げられた。
また、同住宅の新シリーズ「アール+Sハウス」が発表された。狭小地を生かした屋上緑化、3階建てなどのプランニングが可能な注文住宅。一切のムダを省きながら、間取り、日照、収納、庭、コスト面などを工夫。階高の工夫や屋上庭園、階層や目的に応じた部屋の仕切り、室内の凸凹を抑えた視覚的工夫を取り入れた。材料の無駄や職人の手間をかけないことで、コスト圧縮を提案していく。
全国大会で挨拶した同社社長の濱村聖一氏は「住宅のエネルギー効率と快適性の向上、ウェブを活用した部材供給システムの革新による生産性向上、住宅の文化的価値の創造を図りたい」などと語った。