不動産ニュース / 開発・分譲

2010/10/20

横浜市内での供給マンション、高効率給湯器を標準採用/ナイス

 ナイス(株)は、横浜市内で開発・販売していく自社マンションについて、高効率給湯器を標準採用していく。同市の「高効率給湯器等の導入による容積率の許可制度」を活用するもので、1物件あたりの売上高を高めながら、地球環境保護に貢献するもの。

 「高効率給湯器等の導入による容積率の許可制度」により容積率緩和の許可を得るには、第三者機関である建築審査会の同意が必要で、事前相談から許可まで約4ヵ月を擁し事業計画に大きく影響するため、2007年4月の制度化以来、活用実績はなかった。同社は、現在販売中の「デイパーク横濱綱島」(横浜市港北区、総戸数199戸)で同制度を活用。08年10月に許可を取得した。同市は、この審査経験にもとづき、審査事項の定形化と手続きの簡素化・迅速化を図り、1ヵ月で許可を得ることが可能となった。

 オール電化を採用する同物件では、メーターボックス内に貯湯タンクを設置することで、メーターボックス全体の面積を容積から除外。合計約240平方メートルを住戸専有面積拡大などに充て、販売価格に反映させている。高効率給湯器の採用により、販売価格の上昇が見込めるほか、ユーザーの光熱費削減にも貢献できることから、同市内の分譲マンションについては、原則標準採用としていく。

 なお、同物件は8月20日から販売を開始した1期90戸を即日完売。11月上旬にも2期50戸程度を販売する予定。

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