不動産ニュース / 開発・分譲

2010/10/21

環境に配慮したオフィスビル「TIXTOWER UENO (ティックスタワーウエノ) 」開業へ/東京建物、伊藤忠都市開発

「TIXTOWER UENO (ティックスタワー ウエノ) 」の外観
「TIXTOWER UENO (ティックスタワー ウエノ) 」の外観

 東京建物(株)および伊藤忠都市開発(株)は20日、オフィスビル「TIXTOWER UENO (ティックスタワー ウエノ) 」(東京都台東区)の開業を発表した。両社と伊藤忠商事(株)が出資する東京開発K特定目的会社とともに建設を推進し、8月に完工したもの。

 同物件は、合計11路線を利用できる「上野」駅徒歩2分に立地。鉄骨造地上18階地下1階塔屋1階建て。制震構造を採用している。敷地面積2,414.83平方メートル、延床面積2万3,921.03平方メートル。1階と2階は店舗、3階をオフィスエントランスとし、16階までがオフィス、17階と18階は住宅となる。

 オフィスフロアの基準階は、1フロア約330坪の無柱空間、天井高2,800mmとした。非接触ICカードやITVカメラを導入し、セキュリティ面にも配慮。また、3層吹抜けのピロティ空間と植栽を施した公開空地を配した。

 環境配慮では、簡易エアフローウィンドウやLow-E複層ガラスを採用したほか、調光スイッチや人感センサー、冷暖房同時運転型マルチエアコンなどを導入。「BEMS」(中央監視システム)で空調・照明を一括管理することで、PAL値(年間熱負荷係数)やCO2排出量の削減を可能とした。これら施策によりCASBEE Aランク相当の省エネルギー性能を有するビルを実現した。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。