不動産ニュース / 開発・分譲

2010/11/8

東京・御茶ノ水駅前でオフィスビルと広場の一体開発に着手/ヒューリックほか

「(仮称)神田駿河台4-6計画」のイメージパース
「(仮称)神田駿河台4-6計画」のイメージパース

 大成建設(株)、ヒューリック(株)、安田不動産(株)、昭栄(株)、有楽土地(株)など5社が出資する駿河台開発特定目的会社は5日、「(仮称)神田駿河台4-6計画」の新築工事に着手したと発表した。

 計画地は、JR中央線「御茶ノ水」駅聖橋口駅前に位置。敷地面積は9,547平方メートル、延床面積約10万2,000平方メートル、地上23階地下2階建ての複合ビルおよび広場「(仮称)タウンゲートプラザ」からなり、併せて東京メトロ千代田線「新御茶ノ水駅」のバリアフリー施設、隣接地区との接続ブリッジなどを整備する。

 「タウンゲートプラザ」は、約3,000平方メートルの地上広場と、地下鉄「新御茶ノ水」駅改札口と接続する約1,400平方メートルの地下広場からなり、地域の人や来街者に開放。近接する歴史的建築物「ニコライ堂」などの景観を楽しむ展望テラスを設ける。

 同ビルは、基準階貸床面積を約900坪とし、中間階免震システムを採用。1階と2階には最大600人収容のホールとその他会議室からなる「(仮称)アカデミックカンファレンスセンター」を、地下1階には店舗・サービス施設を設ける。

 環境への配慮として、Low-E ガラスや高効率機器の採用などにより、熱負荷低減や省エネルギーの指標であるPAL削減率、ERRにおいて、都が定める最高水準(段階3)とする。また、太陽電池一体型ルーバーを南面に設置し、都内のオフィスビルでは最大級となる太陽光発電設備(150Kw)を導入する。

 そのほか、「新御茶ノ水」駅の地下鉄湧出水を、植栽への灌水や給水式保水性舗装への給水、水熱源ヒートポンプへの熱源などに利用する。敷地全体で緑化率45%を達成する見込み。

 なお、東京都の都市再生特別地区の指定を受けた開発計画として、同計画および「淡路町二丁目西部地区第一種市街地再開発事業」、「神田駿河台三丁目9地区計画」の3件が、隣接および近接地で進行しており、いずれも竣工は、2013年3月を予定している。

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