不動産ニュース / ハウジング

2010/11/22

静岡工場で軽量鉄骨住宅の新生産ラインが稼働、自動化率95%に/積水ハウス

レーザーセンサーで形状を把握し、位置補正を加えて溶接用ロボットが溶接する
レーザーセンサーで形状を把握し、位置補正を加えて溶接用ロボットが溶接する
軸組組入工程のライン。一品ごとのCADデータと連動して可動する組込治具で位置を決め、部品を組み込む
軸組組入工程のライン。一品ごとのCADデータと連動して可動する組込治具で位置を決め、部品を組み込む

 積水ハウス(株)はこのほど、静岡工場(静岡県掛川市)に127台のロボットによる自動化ラインを導入・稼働させた。品質を維持しながら生産効率を高め、コストダウンを図ることが目的。ロボットと自動搬送台車の活用による省人化で、自動化率は従来の60%から95%に向上した。

 新製造ラインは、構造体の部位ごとに、最適な厚みや太さの鉄骨軸組の自動生産を可能とし、9月に発売した軽量鉄骨造の住宅商品「ビー・サイエ」などの鉄骨構造システムを生産する。自由設計で受注した住宅を戸別に生産する「完全邸名別生産」を取り入れ、生産体制は2交代制による24時間稼働とした。また、各工場での生産から同工場での集中生産に切り替え、仕掛および完成品在庫を削減、製造コストを抑制していく。

 ロボットには、形状や溶接位置を確認できるレーザーセンサーを取り付けてあり、製品精度や品質の向上をめざす。また、建築現場での施工順序に合わせて生産することで、物流や現場での施工工程の効率化を図る。

 なお、同工場の床面積は2万1,109平方メートル、生産能力は月650棟、設備投資額は約27億円。

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