大和ハウス工業(株)は6日、同社最大の産業団地開発となる「北摂三田第二テクノパーク」(兵庫県三田市、約97ha)の土地区画整理事業の認可を兵庫県より取得、開発に着手すると発表した。
「北摂三田第二テクノパーク」は、企業の製造施設や物流施設、研究所など、大型施設をはじめとする拠点の統廃合やエリア拠点の新設が可能な産業団地で、当初は(独)都市再生機構が開発を計画していたもの。
同社が2009年9月に都市再生機構と土地譲渡仮契約を締結していた。11年1月に同機構と本契約を締結し、造成工事に着手するとともに、建築条件付きの事業用地の販売を開始する予定。
事業規模は約300億円程度となる見込みで、売却予定面積は第一期が約23.2ha、第二期が約23.8ha。
第一期造成工事完了は13年3月、第二期造成工事完了は15年3月を予定している。
「北摂三田第二テクノパーク」は北摂三田ニュータウンの一翼を担う大型産業団地で、舞鶴若狭自動車道の「三田西インターチェンジ」から約600mに位置。国際物流拠点となる舞鶴港やスーパー中枢港湾に指定された阪神港に、それぞれ舞鶴若狭自動車道、阪神高速で通じている。なお、「北摂三田ウッディタウン」などの大規模ニュータウンも近接している。