三鬼商事(株)は10日、2010年11月末時点の大阪のオフィスビル市況について発表した。
大阪ビジネス地区の平均空室率は11.78%(前月比▲0.26ポイント)となった。11月は新築・既存ともに大型需要が相次いだことから、大阪ビジネス地区全体の募集面積は、1ヵ月間に5,500坪が減少した。
なお、同社では、経費削減に伴う移転が主流を占めているものの、オフィス縮小の動きが弱まった、ただし、来春も新築ビル3棟が相次いで完成することや、今年完成した新築ビルの多くがまだ募集面積を残しているため、新築ビルのテナント誘致競争には厳しさが増している、とした。