国土交通省は10日、2010年10月分の「建設工事受注動態統計調査報告」を発表した。
同月の建設工事受注高は3兆2,871億円(前年同月比▲1.3%)。うち、元請受注高は2兆2,357億円(同▲3.0%)と減少したが、下請受注高は1兆514億円(同2.7%増)と増加した。
また、元請受注高のうち、公共機関からの受注高は7,251億円(同▲23.1%)だったが、民間等からは1兆5,106億円(同10.9%増)と先月の減少から再び増加に転じた。
公共機関からの受注工事(1件500万円以上)は、6,897億円(同▲22.9%)と、前年同月比で11ヵ月連続の減少。うち、国の機関からは1,931億円(▲36.1%)、地方の機関からは4,966億円(同▲16.2%)だった。
また、民間等からの建築工事・建築設備工事(1件5億円以上)の受注額は2,778億円(同6.0%増)と、先月の減少から再び増加に転じた。