国土交通省は11日、2010年11月分の「建設工事受注動態統計調査報告」を発表した。
同月の建設工事受注高は3兆1,531億円(前年同月比▲1.1%)。うち、元請受注高は2兆1,918億円(同▲1.4%)と3ヵ月連続で減少し、下請受注高も9,613億円(同▲0.4%)と先月の増加から再び減少した。
また、元請受注高のうち、公共機関からの受注高は7,523億円(同▲3.7%)と12ヵ月連続で減少し、民間等からは1兆4,396億円(同▲0.1%)と先月の増加から再び減少した。
公共機関からの受注工事(1件500万円以上)は、7,507億円(同3.7%増)と、12ヵ月ぶりの増加。うち、国の機関からは2,173億円(▲11.7%)と12ヵ月連続で減少し、地方の機関からは5,335億円(同11.7%増)と3ヵ月ぶりの増加となった。
また、民間等からの建築工事・建築設備工事(1件5億円以上)の受注額は3,170億円(同▲6.1%)と、先月の増加から再び減少した。