不動産ニュース / 調査・統計データ

2011/1/13

10年の首都圏価格変動率、3年ぶりにプラス/三井不動産販売調査

 三井不動産販売(株)は13日、首都圏(1都3県)の住宅地・既存マンション価格動向調査「リハウス・プライスリサーチ」(2011年1月1日時点)を発表した。同調査は四半期ごとの定点調査で、今回は住宅地216ヵ所、既存マンション307ヵ所。

 10年10~12月の四半期変動状況は、住宅地価格の上昇地点が33ヵ所(前回調査時27ヵ所)、平均で0.5%プラス(同0.1%プラス)となった。既存マンションも、上昇地点が55ヵ所(同43ヵ所)、0.4%プラス(同▲0.1%)と、いずれもほぼ横ばいとなった。
 10年1~12月の年間変動率は、住宅地が1.0%プラス、既存マンションが1.7%プラスとやや上昇傾向となり、暦年でみると3年ぶりにプラスに転じた。

 地域別の四半期価格変動率は、住宅地が東京23区0.6%プラス(同0.2%プラス)、東京市部▲0.2%(同0.3%プラス)、千葉県0.2%プラス(同▲0.5%)、埼玉県0.3%プラス(同:▲0.5%)、横浜市・川崎市0.7%プラス(同0.2%プラス)、神奈川県・その他の市1.5%プラス(同1.3%プラス)。
 既存マンションが、東京23区0.2%プラス(同0.4%プラス)、東京市部0.8%プラス(同▲0.1%)、千葉県0.8%プラス(同▲0.2%)、埼玉県▲0.3%(同▲1.3%)、横浜市・川崎市0.4%プラス(同▲0.6%)、神奈川県その他の市1.2%プラス(同0.7%プラス)。

 同社は、「首都圏全体では、上昇ポイント、下落ポイントが混在している状況だが、今後も引き続き横ばい傾向にて推移し、大きな価格変動は見受けられない」と予測している。

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