（財）東日本不動産流通機構は20日、東日本レインズにおける2010年1年間の首都圏流通市場動向を発表した。
同年の中古マンション成約件数は3万347件（前年比▲2.7％）で、3年ぶりに前年を下回ったものの、2年連続で3万件台となった。地域別では、東京都1万3,617件（同▲5.4％）、埼玉県4,036件（同1.2％増）、千葉県4,255件（同▲5.7％）、神奈川県8,439件（同1.8％増）。
成約単価は1平方メートル当たり39万2,100円（同3.8％増）と、2年ぶりの上昇。地域別では、東京都51万8,000円（同4.9％増）、埼玉県24万6,000円（同4.1％増）、千葉県24万2,300円（同4.3％増）、神奈川県35万8,700円（同3.6％増）と全エリアで上昇している。成約平均価格も、2,566万円（同3.0％）となり、同様に2年ぶりの上昇。また、新規登録件数は13万8,377件（同5.2％増）と、2年ぶりの増加となった。
一方、中古戸建ての成約件数は1万745件（同2.2％増）で、2年連続の増加。成約平均価格は2,999万円（同0.4％増）となり、2年ぶりに上昇した。
