三井不動産(株)は、JR山陽本線「倉敷」駅北口にて開発を推進している商業施設の名称を「三井アウトレットパーク 倉敷」(岡山県倉敷市)に決定、27日に着工した。
同計画地は、岡山県の中核都市・倉敷市の玄関口であるJR山陽本線・伯備線・水島臨海鉄道「倉敷」駅前に位置。山陽自動車道と瀬戸中央自動車道が交わる倉敷ジャンクションに近接し、中国地方や四国地方はもとより、関西エリアなど広域からもアクセスできる。
敷地面積約6万6,000平方メートルある「倉敷チボリ公園」跡地に、「倉敷の森」をテーマとした環境共生型施設として施工。既存高木を含め多くの緑を配し、建築部材としての再生木の使用するほか、建物壁面の緑化、電気自動車充電設備の設置、LED照明の採用など環境に配慮した取組みを実施する。
店舗面積は約2万平方メートル、店舗数は中国地方最大級の約110店舗を予定。レディス・メンズファッション、キッズ、スポーツ&アウトドア、アクセサリー、ファッション雑貨など、国内外の有力ブランドを誘致する。
また、(株)イトーヨーカ堂の商業施設と一体的な開発となるため、両施設間を連絡ブリッジでつなぐ予定。今後も両社は、倉敷美観地区など多くの観光スポットとも連携を図り、年間600万人以上の観光客が訪れる倉敷市を含めた、周辺地域の活性化に寄与していく方針。
なお、開業は2011年冬を予定している。