


(株)コプラスはこのほど、複合ビルをコンバージョンした「ASSORTI HIGASHI AZABU」(東京都港区)を竣工した。
同物件は、都営大江戸線「赤羽橋」駅徒歩5分に立地する、敷地面積200.63平方メートル、延床面積715.62平方メートル、鉄筋コンクリート造地上5階地下1階建てのビル。1963年に倉庫と事務所の複合ビルとして竣工、2001年に事務所と音楽スタジオの複合施設としてコンバージョンしたビルを(株)アトリウムが取得。価値最大化を図るべく、コプラスに企画・設計を依頼。同社が「シェアハウス」「SOHO」などで構成する複合ビルとして、再度コンバージョンした。
同社は、建物の付加価値として活用できる地下1階の音楽スタジオは保存・再活用。1階をテナントスペース、2・3階をSOHO、4・5階をシェアハウスとした。
SOHOは8室(専有面積21~34平方メートル)。天井・壁はEP塗装とし、壁の一部には同物件から一望できる“夜の東京タワー”をイメージし、赤(東京タワー自体)と青(その背景の空)のポイントカラーを配した。水回りはIHコンロ、シャワーブースなど必要最低限の設備とした。賃料は11万3,400~14万9,100円。
シェアハウスは8室(専有面積79~11平方メートル)。南麻布という立地から、30歳前後の社会人をターゲットに想定。大人のラグジュアリー空間をイメージした。共用部分であるリビングにはシックな色合いの家具を配置し、居室の壁紙もグレーなどをベースとしたものを採用、男女どちらの趣向にも合うテイストとした。賃料は8万2,000~8万7,000円。
音楽スタジオは入居者の共用施設として貸し出す予定。現在、テナント、SOHOやシェアハウスの入居者を募集中。1階部分には、音楽関係の企業誘致を見込んでいる。