アトラクターズ・ラボ(株)は2日、第4回「住まいサーフィンレポート」を公表した。
同レポートは、年間200件以上のマンションや建売住宅を見て回る住宅ジャーナリスト・櫻井幸雄氏による情報と、同社が運営するサイト「住まいサーフィン」で四半期単位ごとに行なっているマンション購入意向者向け調査結果をもとに、同氏が執筆したもの。なお、同調査は、2011年1月に行なわれたもので今回で12回目。有効回答数は146件。
それによると、現在の物件価格に対し「高い」と感じている層は23.3%で、08年4月の調査開始以来最も低い水準となった。「どちらでもない」と感じている層は61.6%で前回調査時より2.6ポイント増加し、購入意向者は依然物件価格を適正だと感じている割合が高い状態が続いていると分析。
1年後の物件価格に対する意識は、「横ばい」が57.5%と今までで最も高い水準となった。
1年後の住宅ローン金利についての予想は「上がる」「やや上がる」と回答した層が46.6%、「下がる」「やや下がる」と回答した層が37.0%となり、金利が上がると感じている割合のほうが多かった。
買い時感については、今が買い時だと感じている割合は61.0%と前回調査時より3.0ポイント減少したが、10年4月以降、60%超の水準で推移しており消費者の購入マインドは継続していることが伺える結果となった。
詳細は、同社ホームページ(http://www.a-lab.co.jp/)まで。