平和不動産(株)は1月31日、2011年3月期第3四半期決算を発表した。
当期(10年4月1日~12月31日)は連結売上高214億4,000万円(前年同期比▲2.1%)、営業利益68億7,300万円(同12.1%増)、経常利益45億2,700万円(同19.0%増)、当期純利益18億7,800万円(同237.3%増)と、純利益が伸張した。
主力の賃貸事業は保有ビル売却に伴う賃料の減少などで136億4,6000万円(前年同期比▲2.5%)。
不動産開発事業の収益は不動産開発およびマネジメント業務収入が増加し、前年同期比44.9%増の31億4,300万円。一方、住宅開発事業では、「グローリオ蘆花公園」(東京都世田谷区)など合計64戸を販売したが、収益34億9,100万円(同▲20.3%)となった。
その他事業は介護付き有料老人ホームの収益が増加したものの、請負工事建物管理事業が減収し、11億5,800万円(同▲10.5%)となった。
なお同日、業績予想の修正を発表。不動産開発事業における開発不動産の収益などが計画を超えたほか金融費用などが減少し、経常利益が予想を大幅に上回ったことから、連結売上高297億円(前回発表285億円)、営業利益79億円(同72億円)、経常利益47億円(同36億円)、当期純利益20億円(同20億円)を見込む。